姿勢と身体の不調の関係とは?
こんにちは、伊川谷整体院の坂田です
最近疲れが取れにくくなってきた、、、
肩こり、腰痛、頭痛がずっと続いている、、、
といった身体の不調でお悩みではありませんか?
仕事がハードだから身体に不調が出てしまうこともありますが、肩こり、頭痛、腰痛で多くの方の原因になっているのは姿勢の悪さが原因になっていることが多いです
「姿勢と疲れやすさは関係あるの?」と思われる方もいらっしゃると思いますので、姿勢を整える事の重要性やケア方法などをお伝えしていきます。
正しい姿勢とは?
正しい姿勢で過ごすことで身体の使い方が正しい使い方となり筋肉が無理をする必要がなくなるため、疲れにくくなったり、身体のたるみやむくみ、だるさなどの軽減や身体の痛みの予防につながります
姿勢が悪くなってしまうそもそものお話なのですが、かなり昔の話にさかのぼりますと、もともと人間は進化の過程で四つ足歩行から二足歩行へと進化しました。
二足歩行となることで、曲がっていた股関節が伸びて、その筋肉によって腰の骨が前に引っ張り出されて背骨の腰の部分の前カーブが出来上がりました
四つ足歩行では、地面に対して上体の重さを支える肩の周りの筋肉や、腕の筋肉の強さが必要でした。また、四つ足の状態から敵や獲物を見るために首の周りの筋肉がかなり発達していました
しかし、二足歩行になると、手や腕に体重がかかる事はほとんどなくなったので、肩周りや首の筋肉、腰の筋肉が弱くなってきたのです。
その弱くなってしまった首や肩の筋肉で大人ですと5から7キログラムの頭の重さと8から10キログラムの両腕を支えなければいけなくなってしまいました。
この人間の進化の過程で肩や腰の局所的な疲労を蓄積させやすくなってしまったのです
話が戻りますが、悪い姿勢を作ってしまう原因として、小さいころからの生活習慣やクセなどが積み重なることでも起こってしまうのです
さらに、大人になると自分にとって楽な姿勢や楽な運動パターンばかりを好んで継続することによって、その姿勢が歪みを生み、身体の痛みへとつながっていくのです。
姿勢が悪いことによって起こる可能性のあるものをあげていきます
1、筋肉や関節、筋膜の動きが制限されてしまうので柔軟性が低下する
2、筋肉の長さが左右でアンバランスになるために起こってしまう運動能力の低下
3、筋肉の持久力が少なくなるために起きる身体の倦怠感
4、身体を安定させる体幹の筋肉の機能が低下するためにさらに姿勢が悪くなる
5、心肺機能が低下するため持久力が低下し、息切れが起こりやすくなる
6、筋肉のこりや内臓の不調などが出現する
7、知覚過敏になり、筋肉や筋膜の緊張が上がることによって頭痛が起こりやすくなる
細かく挙げていくとまだまだありますが、今紹介しただけでも姿勢が悪くなることで起こりやすくなることはこれだけあります。
正しい姿勢はどんな姿勢かを説明していきますと、立った状態での正しい姿勢は、骨盤が前に傾いて腰が反っていたり、後ろに傾いて股関節が前に移動していない状態です
頭も身体の真上に乗り、猫背でない状態です。
前から見たときには左右の骨盤の高さが揃っていて、O脚やX脚でもない状態です
座ったときの正しい姿勢なのですが、立ったときと同様に、頭が身体の真上に乗っていて、あごが前に突き出ていない状態で、猫背や反り腰や丸まり腰になっていない状態です
こんな事でも起こる!身体の歪み
ここでは、普段の生活習慣から起こりやすい歪みのくせをお伝えしていきます
些細なことの積み重ねで起こるので神経質になりすぎる必要はありませんが、覚えていると少し気をつけることができます
1、小さいときから髪の毛はどちらに分けていますか?
あなたの家の机やテレビや食卓の位置によって実は髪の毛の分け目は自然と決まってくるようです
例えばなのですが、髪の毛がいつも左分けなのであれば、右側は髪の毛で邪魔になるため必然的に左側に顔がむきやすくなります。
もしかしたら、その方向に机やテレビがあったのかもしれません。
そして、今でもずっとその分け方なのであれば、自分の左側の人とは話がしやすいですが、右側の人とは話がしにくいはずなのです。
2、横座りをするときはお尻の左を床につけますか?それとも右を床につけますか?
お尻の左側を床につける方が楽なら左の股関節は外側に開きやすくなり、右の股関節は内側に閉じやすくなります。
これがくせになってしまうと、左ひざはO脚になりやすく右ひざはX脚になりやすくなっています。
そうなると、左足首を捻挫しやすくなったり、右足は扁平足や外反母趾になりやすくなります
3、いすから立つ時はひざをくっつけたままでしたか?
女性でこういうくせがある人は内股になりやすく、そういう方は立ってひざを伸ばすとO脚になることが多いです
4、ショルダーバックやトートバックは左右どちらにかけることが多いですか?
バックをかける方の肩が上がり、反対の肩が下がる傾向が多いです
肩の位置が大きく変わってしまうと肩こりの原因になります
5、いすに座って足を組む時はどちらの足を持ち上げますか?
足を組んだときに上にくる方の骨盤は反対側の骨盤よりも後ろに傾いてきます
歩くときに前に振り出しやすい側の骨盤は反対側に比べて後ろに傾きます
右足を上に組みやすい方は、歩くときも右足を前に振り出しやすくなります
逆に左足はあまり前に振り出しにくくなっています
6、座って仕事をしているときや、スマホをしているときにこんな姿勢になっていませんか?
パソコンやスマホで作業をしているときに頭が身体より前に出て、あごが上がった姿勢になり、口が軽く開いていませんか?
この姿勢は悪い姿勢の典型的な例なのですが、この姿勢が楽に感じやすいのです
楽な姿勢=良い姿勢 ではないのです
こういった姿勢は猫背を引き起こし、猫背がひどくなると、首こり、肩こり、頭痛、胃下垂、さらにはうつ病など様々な不調の原因となります。
7、横向きに寝ているときにどちらを下にした方が楽ですか?
右を下にした方が楽な人は、右の肩が前に出て、巻き肩がひどくなっているかもしれません
体格の大きな方は下にした方ほ逆の肩が巻き肩になるケースもあります
いかがだったでしょうか?
全くくせのない方はほぼいないと思うのですが、逆の方向も意識することでくせによる歪みを少し防ぐことはできます
「いつも身体の左側ばっかり痛くなる」といった方は不良姿勢からきている事が多いのです
全身の姿勢やバランスを整える重要性
ここまでで姿勢が悪くなる事で起こる身体の不調や肩こり、腰痛、頭痛につながったりすることについてお伝えしてきましたが、その不調を改善して楽な状態になっていくには全身の調整を行うことが大切だと思います。
猫背、巻き肩、ストレートネック、いかり肩、なで肩、骨盤の歪み、O脚、X脚、、扁平足、外反母趾、冷え性、むくみなども身体の歪みから来ています
人は機械ではないので、そこだけを治しても、根本的な解決にはつながらないのです
骨盤の左右の高さの違いやねじれが、捻挫や扁平足につながり、それがやがて腰痛や肩こりなど今あなたが困っっている症状につながっているのです。
この身体のつながりこそが人の特徴なのです
上にも書きましたが
「楽な姿勢=良い姿勢」?
「楽な運動=良い運動」?
理想としては=であって欲しいところなのですが、現実的には×のことが多いのです
良い姿勢、正しい身体の使い方がしっかり定着して無意識に行えるようになると、それが本当に楽な姿勢や楽な身体の使い方へと発展していくのです。
そのためには、気になる部分だけマッサージしてもダメですし、闇雲にストレッチや筋トレを行うのも効果的ではありません
その方の歪み方やくせによってやっていい体操や運動、やってはいけない体操や運動があるのです
自分の身体に合わせたオーダーメイドの方法を知り、行うことが大切なのです
より早く良い姿勢、楽な身体を手に入れるためには、まず、整体により全身のバランス調整を行うことをお勧めします
なぜなら、ストレッチや筋トレをするよりも先に筋肉や関節が正しく動ける状態にすることでせっかく行うストレッチや筋トレの効果をよりあげることができます。
また、身体が動きにくい状態でストレッチや筋トレを行うと故障の確率も上がってしまうので、先に楽になる方が安全とも言えます。
もし、あなたが長年続いている姿勢の悪さ、肩こり、腰痛、頭痛などその他の身体の不調を改善したいとお思いなら、当院までお気軽にご相談ください
その時はお体のバランス調整や筋肉の調整を行い、あなたに合わせたセルフケアやトレーニングをお伝えし、改善までのお手伝いをさせていただきます。
最後に
私は「姿勢は身体の状態を映す鏡」だと思っています
姿勢が悪く崩れている方で身体の調子のいい方は少ないと思いますし、逆に姿勢のいい方で身体の調子の悪い方は少ないとも思います
このブログを読んでくださる方が一人でも多くより快適な生活を手に入れて頂けたらと思っております
そして、そのお手伝いを私ができたらとても嬉しく思うとともに、全力でサポートさせていただきます