「腕が上がらない」「夜になると肩が痛い」その原因、実は”腱板”かもしれません
こんにちは伊川谷整体院の坂田です。
「腕を上げようとすると肩に痛みが走る」
「夜、横になると肩がズキズキして眠れない」
「肩の力が急に抜けて、腕がストンと落ちてしまう」
こんな経験はありませんか?もしかするとその症状、肩の中にある腱板(けんばん)に原因があるかもしれません。
今回は、40代・50代・60代の方に特に多い「腱板の問題」について、専門的な言葉をできるだけ使わずにわかりやすく解説していきます。
そもそも「腱板」って何?
肩の関節は、実はとても不安定な構造をしています。骨と骨がしっかり組み合わさっている股関節などと違い、肩は「小さな受け皿に大きなボールを乗せているだけ」のような形をしているんです。
そのグラグラしやすい肩関節を、まわりから包み込むようにしっかり支えているのが、4つの筋肉の腱(すじ)が集まってできた「腱板」という組織です。腱板があるおかげで、私たちは腕をスムーズに、そして安定して動かすことができています。
腱板損傷・腱板断裂とは
腱板がすり切れたり、部分的に、あるいは完全に切れてしまった状態のことを「腱板損傷」「腱板断裂」と呼びます。
完全に断裂している場合でも、意外と腕は上がることが多いのも特徴です。これは、切れずに残った部分や、他の筋肉が肩を支えるために頑張って働いてくれるためだと考えられています。そのため「腕は上がるから大丈夫」と思い込み、実は腱板が切れていた、というケースも少なくありません。
どんな人に多いの?
腱板断裂は、50〜60代の方にもっとも多くみられます。
原因としては、
①転倒などの明らかなケガによるもの
② 特に思い当たるきっかけがなく、知らないうちに傷んでいたもの
③長年の使いすぎによるもの
このように様々です。年齢とともに腱板そのものが少しずつ弱くなり、そこに転倒や重い物を持つといった負荷が加わって切れてしまう、というパターンが多いとされています。デスクワークの方よりも、体を使うお仕事の方に多い傾向もみられます。
こんな症状に注意
①動かしたときの痛み・夜の痛み:特に「同じ姿勢で寝ていると痛む」「痛いほうの肩を下にすると眠れない」といった夜間痛はよくあるサインです
②力が入らない:肩の力が弱くなったと感じる方が多く、腕を上げた状態で急に支えを離すと、ストンと落ちてしまうこともあります
③腕を上げる途中だけ痛い:ある角度のときだけ痛みが出て、それを過ぎると痛みが消える、という不思議な痛み方をすることがあります
④可動域の制限:ケガの直後は痛みで肩がほとんど動かせなくても、数週間かけて少しずつ動く範囲が戻ってくることが多いです
セルフチェックの目安
すべてに当てはまらなくても、以下のような特徴がある場合は腱板が関係している可能性があります。
①肩の外側や二の腕あたりに痛みを感じる
②腕を上げるときの、途中の角度だけがつらい
③夜間、じっとしていても痛む
④腕を持ち上げてもらって手を離すと、自分では支えきれずに落ちてしまう
気になる症状があったら
腱板の損傷は、自然に良くなるものと、なかなか良くならず生活に支障が出続けてしまうものがあります。放っておくと断裂の範囲が広がってしまうこともあるため、「年のせいだから」と我慢せず、早めに専門家に相談することが大切です。
伊川谷整体院では、肩の動きや痛みの出方を丁寧に確認しながら、お一人おひとりの状態に合わせたケアを行っています。「腕が上がりにくい」「夜の肩の痛みで眠れない」といったお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。
















