猫背になると足が硬くなる?
こんにちは、神戸市西区の伊川谷整体院の坂田です。
日中の気温が上がってきて、少しづつ夏が近づいてきているのを実感します。
昨日ニュースを見ていてコメンテーターの方が話していたのですが「今年の夏は一段と暑い」とのことです。
毎年それを聞いているので、このまま気温が上がり続けるとどうなってしまうのやらと心配になるばかりです。
さて、今日は猫背について記事を書かせていただこうと思います。
猫背になってしまうことででイメージできるのは肩が凝りやすくなったり、首こりがしたり、頭痛、ストレートネックになりやすくなるといった事がイメージしやすいですが、猫背になってしまうことで実はほかの場所にも影響が出てしまうのです。
今日はそんな、猫背になってしまうことで硬くなってしまう場所やその解決法についてお伝えできればと思いますので、猫背でお悩みの方は是非読み進めてみてくださいね。
猫背になることで硬くなる意外な場所
猫背になることで硬くなってしまうのは肩や首、背中だけではありません、ではどの部分が硬くなるのかという答えを先にお伝えしますと「足の内転筋」が硬くなります。
内転筋といっても長内転筋、短内転筋、大内転筋などと細分化されますが、ここでは全てまとめた総称の内転筋群と考えていただければと思います。
猫背になることで背骨の背中とされる部分と腰の部分の移行部分に負荷がかかります。(背骨のカーブがある部分ですので、猫背の方はそのカーブがきつくなりすぎてしまうためです。)
その部分に負荷がかかりすぎてしまうと、股関節が骨で立ちにくくなってしまいます。
そうなると、股関節の周辺についている筋肉や靭帯に負荷がきてしまい、股関節周りの筋肉や靭帯に柔軟性がなくなってしまいます。
股関節が硬くなると、連動してつながっているのが内ももの部分にある内転筋なので、内転筋が硬くなってしまいます。
内転筋が硬くなってしまうと、開脚がしにくくなったり、あぐらを組むような姿勢が取りにくくなります。
猫背姿勢改善には内転筋?
先程までは、猫背になってしまうことで、股関節が硬くなってしまい、その影響で内ももにある内転筋まで硬くなってしまいますという事を書かせていただいたのですが、逆に考えますと、猫背を改善させたければ内転筋をストレッチしたりほぐして緩めたりすると効果が出やすいという事なのです。
猫背だけでなく、少し話を広げてお話すると、猫背になることで引き起こされてしまう肩こり、首こり、頭痛、ストレートネック、腰痛といった症状も内転筋を整えてあげることで改善する可能性があるということです。
特に、いつも肩こりでお悩みで、肩をもんでもその時だけですぐこってしまうという方は肩や背中に原因があるわけではない可能性がある為、試してみる価値は高いといえます。
内転筋のストレッチとセルフケア方法
1. 開脚ストレッチ(座位)
やり方:
- 床に座り、両足をできるだけ左右に広げて開脚します。
- 背筋を伸ばしたまま、体をゆっくり前に倒します。
- 内ももに伸びを感じたところで30秒キープ。
ポイント:
- 背中を丸めない。
- 呼吸を止めないでゆっくり深く。
2. バタフライストレッチ(合せきのポーズ)
やり方:
- 座って両足の裏を合わせ、かかとを体に引き寄せます。
- 両手で足を押さえ、ひざを床に近づけるようにして30秒キープ。
ポイント:
- 背筋を伸ばす。
- 膝を無理に床に押し付けない。
3. ワイドスクワット+内転筋ストレッチ
やり方:
- 足を肩幅より広めに開いてスクワットの体勢をとる。
- 片方の膝を曲げ、反対側の脚を伸ばす(サイドランジのような形)。
- 内ももにストレッチ感が出る位置で30秒キープし、左右交互に行う。
4. フォームローラーでリリース
やり方:
- フォームローラーを床に置き、内もも(太もも内側)をローラーに当てる。
- うつ伏せになりながら、体重をかけて前後にゆっくり転がす。
- 痛気持ちいいところを探して、20~30秒かけて丁寧に。
5. 内転筋の筋トレもセットで(バランス向上)
- ボールスクイーズ:膝の間にボールを挟み、ギュッと押す運動。
- 筋肉の柔軟性とともに、適度な筋力も重要です。
最後に
今回は猫背を改善する上で内ももにあります内転筋をストレッチしたりほぐしたりすることが有効であるという事について書かせていただきましたがいかがだったでしょうか?
猫背だけでなく肩こりや首こり、背中のこりをセルフケアなどでなんとかしようと試みてもなかなか効果が出ない場合は他の部分に原因がある可能性がありますので、内転筋のストレッチやリリースを試してみてくださいね。
なかなかセルフケアでは良くならない、仕事終わりに家で中々続けられない、といった方は神戸市西区の伊川谷整体院までお気軽にご相談くださいね。
その際は全力であなたの身体の状態の改善へのお手伝いをさせていただければと思います。