アイスクリーム頭痛とは?冷たいものが引き起こす一瞬の痛みの正体
こんにちは、神戸市西区の伊川谷整体院の坂田です。
5月も中旬になりましたが、これからどんどん暑くなっていくのかと思うと何とも言えない気分です。
近年夏とされる期間が長くなってきていて、過ごしやすい期間はどんどん短くなってきている様に感じます。
これからどんどん暑くなってくると恋しくなるのがアイスクリームではないでしょうか?
ただ、暑い日に冷たいアイスクリームやかき氷を急いで食べたとき、額のあたりに突然ズキッとするような鋭い痛みを感じたことはありませんか?
これは俗に「アイスクリーム頭痛」と呼ばれる現象で、医学的には「冷刺激頭痛(Cold-stimulus headache)」とされています。この痛みは一過性で短時間で収まりますが、かなり強烈な痛みを感じることもあるため、多くの人が驚く現象です。
今日はそんなアイスクリーム頭痛についてご説明できればと思います。
アイスクリーム頭痛のメカニズム
アイスクリーム頭痛は、冷たい食べ物や飲み物が上あご(口蓋)や喉の奥に急激に触れたときに発生します。急激な冷却によって、その部位の血管が急速に収縮し、すぐに元の温度に戻ろうと血管が拡張します。この急激な温度変化が顔面の神経、特に三叉神経という場所に刺激を与え、脳がその刺激を「頭の痛み」として認識するのです。
特に、脳の前頭葉に近い部分で痛みを感じることが多いため、痛みの部位は額のあたりに集中する傾向があります。この痛みは数秒から長くても1分ほどでおさまり、片頭痛や緊張性頭痛などの継続的な頭痛とは異なります。
誰がなりやすいのか?
アイスクリーム頭痛は子どもから大人まで誰でも経験する可能性がありますが、特に片頭痛持ちの人がなりやすいとされています。ある研究では、片頭痛の既往歴がある人のうち、約半数以上がアイスクリーム頭痛を経験しているという報告もあります。女性の方がやや多く経験する傾向もありますが、これはホルモンバランスや神経の感受性が関係していると考えられています。
予防と対処法
アイスクリーム頭痛を完全に防ぐことは難しいものの、いくつかの予防策があります。
- 冷たいものをゆっくり食べる
一番効果的なのは、アイスクリームや冷たい飲み物をゆっくりと口に含み、急激に口腔内を冷やさないことです。
- 口の中で温めてから飲み込む
冷たいものをすぐに飲み込まず、少し口の中で温めてから飲み込むことで、刺激を和らげることができます。
- 口蓋に触れないようにする
アイスクリームや氷が上あごに直接触れると頭痛が起きやすくなるため、なるべく触れないようにするのも有効です。
もしアイスクリーム頭痛が起きてしまった場合は、口の中を温める、舌で上あごを押して温めるといった対処をすることで、痛みが早く引くことがあります。
病院に行く必要はある?
基本的にアイスクリーム頭痛は一時的なもので、命に関わるような深刻な病気ではありません。しかし、冷たいものに関係なく頻繁に頭痛が起きたり、痛みが長時間続くようであれば、他の病気が関与している可能性もあるため、神経内科や脳神経外科での診察をおすすめします。
最後に
今回は頭痛の中でも少し変わった内容で記事を書かせていただきましたがいかがだったでしょうか?
アイスクリーム頭痛は多くの人が経験するありふれた現象ですが、その痛みの鋭さには驚かされることが多いものです。適切な知識と対策を知っていれば、冷たい食べ物も安心して楽しむことができます。これから始まる夏の暑い季節も、ゆっくり味わってクールダウンしましょう。
この、アイスクリーム頭痛は一時的なもので、口の中が冷やされることが引き金になる頭痛ですのですぐおさまるとは思うのですが、片頭痛や緊張性頭痛などの状態であれば整体で身体を整えることで解決に向かう事も多くあります。
また、片頭痛や緊張性頭痛は日頃のストレスやデスクワークなど肩首の筋肉にかかる負担の影響、姿勢の悪さや姿勢の歪みが原因であることも多いのでそのような頭痛でお悩みの場合は神戸市西区の伊川谷整体院までお気軽にご相談くださいね。
【患者様のお声 頭痛が続き不眠症になっていたのが楽になりました】