肩こりや腰痛の方におすすめ 入浴剤の効果やメリット
こんにちは、神戸市西区の伊川谷整体院の坂田です。お正月ムードも終わり、もうすぐ寒さの本番となる2月がやってきますね。寒いと体がこわばってしまったり、血行が悪くなってしまうことで、肩こり、腰痛、頭痛が引き起こされやすくなってしまいます。
そこで、日々のセルフケアとして、お風呂をシャワーだけで済ませずに、湯舟での入浴をおすすめしているのですが、よく当院をご利用いただいている方からあるご質問で、「入浴剤の効果ってあるの?」という内容が多かったりします。
答えとしては「ある」と思います。
今日は、そんな入浴剤について書かせていただければと思いますのでよろしければ読み進めてみてくださいね。
入浴剤の効果
さて、入浴剤は実際に効果があるのか?ということなのですが、まず大事なのが、入浴剤を入れることにより身体が温まるのか?ということなのですが、これについて論文が出ており、20分普通のお湯と炭酸ガスが出る入浴剤を入れたお湯に入浴した後と入浴後30分後の深部体温の違いを調べると炭酸ガスの入浴剤を入れた方が深部体温は上昇し、入浴後も保温効果が高かったそうです。
ですので、入浴剤はお湯の色が変わっていい匂いがするだけでなく、実際に身体を温めてくれるのです。
入浴剤の成分からみる効果
入浴剤の効果は身体が温まるだけではなく、様々な効果があります。入浴剤の成分別の効果についてここではお伝えしていきます。
入浴剤の成分として汎用されているものとして、無機塩類、炭酸ガス、薬用植物、酵素、清涼剤、有機酸類、保湿剤、、香料、色素で効果別にわけてみると
①血流促進→無機塩類、炭酸ガス、薬用植物
②皮膚洗浄効果→アルカリ塩類、タンパク質分解酵素
③皮膚保湿効果→水溶性、油溶性成分、薬用植物類
④皮膚柔軟化効果→アルカリ塩類、水溶性、油溶性成分
⑤抗炎症、抗アレルギー、抗菌効果→薬用植物、グリチルリチン等
となっています。
その他の成分による効果
・炭酸入浴剤
炭酸ガスが皮膚から吸収されると、血流が増加し、筋肉の緊張を和らげる効果が期待できます。また、炭酸ガスは水中で気泡を生じさせるため、マッサージ効果も得られます。
- ミネラル成分
温泉成分を再現した入浴剤には、硫酸塩や塩化物などのミネラルが含まれており、これらが皮膚を通じて吸収されることで、体温を効率よく上昇させる効果があります。
- 保湿成分
ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドが配合された入浴剤は、皮膚に潤いを与えます。入浴中に毛穴が開いた状態でこれらの成分が浸透しやすくなるため、入浴後の肌のつっぱり感が軽減されます。
- 角質ケア
酵素や乳酸が含まれた入浴剤は、古い角質を柔らかくし、肌を滑らかにする効果があります。特に冬場や季節の変わり目には、肌のざらつきが気になる人におすすめです。
疲労回復と筋肉のコリ解消
長時間の仕事や運動後には、疲労回復を目的とした入浴剤が効果的です。
エプソムソルトや温泉成分が配合された製品は、筋肉をリラックスさせ、コリや痛みを緩和します。
- エプソムソルト
エプソムソルト(硫酸マグネシウム)は、体内の老廃物を排出し、筋肉の緊張を緩める効果が期待されます。特に運動後の疲労回復には最適です。
- 生薬配合入浴剤
ヨモギやショウガ、トウガラシなどの生薬が配合された入浴剤は、体を芯から温め、風邪の予防に役立ちます。
視覚、嗅覚、自律神経に働きかける効果
ここまでで、入浴剤が身体を温めてくれる効果以外の効果をお伝えしていきます。
リラックス効果とストレス軽減
入浴剤の代表的な効果の一つが、リラックス効果です。
入浴自体が体を温めて副交感神経を優位にし、心身の緊張をほぐしますが、入浴剤を加えることでさらにその効果を高めることができます。
①香りの効果
ラベンダーやカモミールなどのアロマ系入浴剤は、香りによってリラックス効果をもたらします。嗅覚を通じて脳に働きかけ、ストレスホルモンを抑制することで、自律神経に働きかけ、心を穏やかにする効果があります。
②色彩の効果
色付きの入浴剤を使用することで、視覚的にもリラックスを促進します。例えば、青や緑の色は心を落ち着かせる効果があり、赤やオレンジは元気を与えると言われています。
③香りやテクスチャーによる癒し体験
入浴剤はその効果だけでなく、使うこと自体が一種の癒し体験となります。
バブルバスやバスソルト、バスボムなど、使い方や見た目がユニークなものも多く、自分へのご褒美として楽しむことができます。
- バスボム
発泡タイプの入浴剤は、浴槽の中でシュワシュワと溶け出し、視覚的にも楽しませてくれます。香りや色の変化もあるため、特別感を演出できます。
- 自然派入浴剤
ハーブや花びらが入った入浴剤は、自然の素材を使っているため、心にも体にも優しい効果が得られます。自然由来の成分は、肌に優しく環境にも配慮されています。
おわりに
今回は入浴剤についてお伝えしていきましたがいかがだったでしょうか?
入浴剤は、日々の生活に癒しと健康をもたらす便利なアイテムです。リラックス効果や美容効果、健康促進効果など、さまざまなメリットが期待できます。自分の目的や体調に合わせて入浴剤を選び、日々の入浴をより充実したものにしてみてはいかがでしょうか?
入浴剤を有効に利用して入浴を行い、身体を温めることで、血行促進に繋がりますので、肩こりや首こり、腰痛のケアや予防にもなりますので実践してみてくださいね。
市販の炭酸泉入浴剤の保温効果について https://doi.org/10.14900/cjpt.2008.0.F3P3587.0
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