育児中の抱っこで起こる肩こりや腰痛を解消する方法
こんにちは、神戸市西区の伊川谷整体院の院長の坂田です。
当院にも産後のママさんがよくお越しになられるのですが、お身体を整える前にお話をお伺いさせて頂くのですが、かなり多くの方が「子どもの抱っこをずっと続けていると肩や腰が痛くなって辛い」
とお話されます。
そこで、今回のブログでは、日頃、産後や子育て中に抱っこをして肩こりや腰痛でお悩みの方に向けた解消方法をお伝えしていきます。
抱っこは肩、腰ともに負担が大きい
育児中に避けては通れないものの一つに、長時間の抱っこがあります。
外出する時はベビーカーにのせなければもちろん抱っこになるでしょうし、外出時だけでなく、お家の中でも抱っこをせがまれたり、中々寝ついてくれない時やお子様や赤ちゃんが泣いてしまっている時は抱っこをしてあやされている事かと思います。
この抱っこの時間や回数はかなりのもので
1日の中で寝かしつけの為に抱っこをする回数は1~3回と答えた方が19%、4~6回と答えた方は31%、7~10回と答えた方が31%、10回以上と答えた方は17%というアンケート結果だったそうです。
また、寝かしつけの際の抱っこの時間についてなのですが、5分程度と答えた方が7%、6~20分程度と答えた方が60%、21分~60分程度と答えた方は29%、1時間以上と答えた方は4%だそうです。
この結果だけ見ても育児中のママさんパパさんはかなりの時間を抱っこの姿勢でいる事がわかります。
このアンケートの多い辺りの数で考えても
抱っこの時間20分×回数7回=140分
おおかた2時間半は抱っこの姿勢で頑張ってらっしゃる事となります。
これはあくまでアンケートの平均の辺りで計算しているだけなので、もっと長い時間頑張ってらっしゃる方も多いのではと思います。
それを考えると本当に頭が下がります。
ここからは抱っこをした後のあなたの肩や腰が少しでも楽になっていただくようなエクササイズや取り組みなどをお伝えできればと思います。
抱っこの後の腰や肩の痛みを予防するには?
抱っこの姿勢を長く続けていると、腰は反り気味になり、腰や股関節、骨盤周りの筋肉も硬くなってきます。
お子様がずり落ちない様に支える為、手首や腕にも力が入るので、それが影響して肩こりや肩の痛みに繋がりやすいです。
抱っこの姿勢で疲れてしまうのは仕方のない事かもしれませんが、その後のケアを行う事で、その肩こりと腰痛は予防できる可能性があります。
お尻の筋肉を伸ばすエクササイズが効果的?
抱っこを長く続けていると、腰の筋肉が痛く感じると思うのですが、実は骨盤周りのお尻の筋肉にも負担がかかっています。
このお尻の筋肉は負担がかかりすぎると身体のバランス安定しにくくなるのでぐらついてしまい腰に負担がかかりやすくなってしまいます。
ですので、姿勢やバランスが崩れてしまう事による腰痛を軽減させる効果があります。
また、お尻の筋肉を伸ばして柔らかい状態にする事で冷えやむくみの改善に効果的です。
お尻の表面の辺りは柔らかくても、奥の筋肉は酷使されてカチカチになっている可能性があります。
お尻の筋肉が硬くなると下半身に血液やリンパ液、また血液によって運ばれる酸素が巡りにくくなります。
冷えやむくみの原因の一つとして血流の悪さがありますので、お尻の筋肉をストレッチすると冷えやむくみの予防や改善効果が期待できます。
また、お尻のストレッチを行い、お尻の外側の筋肉をほぐす事で姿勢の改善効果やヒップアップ効果も期待できます。
お尻の筋肉が硬い状態ですと、下腹が出ているような姿勢の状態となります。
お尻の筋肉が柔らかくなって骨盤が正しい位置に戻ると立ち方も綺麗になります。
お尻のストレッチにやり方をお伝えします
寝たまま出来るストレッチをご紹介します。
①仰向けに寝て、両膝をたてます
②右足を左の膝の上に乗せて足を組みます。
③両手で左の太ももに手が回るようにして、そのまま胸に向かって引き寄せます。
その状態で30秒キープします。
反対側も行い、それを2セット繰り返します
痛気持ち良いところまでで伸ばすのは大丈夫です。
反動をつけると筋肉や関節を痛める恐れがあるので、反動はつけないようにします。
最初は硬くてやりにくいかもしれませんが、呼吸を止めずに行ってあげる事で少しストレッチがやりやすくなります。
ハイハイを一緒に行うのも効果的
実はハイハイの運動というのは人間の身体の動きの中で、理にかなっている動きと言われています。
このハイハイの動きは全身の筋肉や関節に良い刺激となりほぐしてくれる役割があります。
スポーツ現場での怪我予防のエクササイズなどにも取り入れられているぐらいですので、お子様と一緒に楽しむ感じで行ってあげて下さい。
育児は休む間もなく大変、、でもママさんもご自身の身体を労ってあげましょう
お子様からすればママさんの抱っこは落ち着くでしょうし必要なスキンシップではあります。
抱っこじゃないと寝ないといった時期もあると思います。
しかし、抱っこを長時間続けていると、肩や首、背中、腰に負担がかかり、筋肉にストレスがかかります。
身体のしんどさやストレスはママさん自身の精神的なストレスにつながりますので旦那さんやお子様に強くあたってしまう事は無理もないことと思います。
ですので、お子様が寝た後の少しの間や旦那さんがお仕事がお休みの日などは育児を少しでもお願いしてご自身のお身体も労わってあげて下さいね。
今回お伝えさせて頂いた内容が、日頃育児を頑張ってらっしゃって疲れているママさんのお役に少しでもなれれば幸いです。
ストレッチを取り組んでいるけど自分ではなかなか改善した感じがしない方や、身体がとても辛くて早く楽になりたい、肩こりや腰痛、お身体の疲れが抜けないといった方はお早めに当院までご相談下さいね。
そういった場合、整体で肩や腰、背中、骨盤の筋肉や関節を整える事で早く楽になる事が多いです。
その時は、あなたの状況をお聞かせいただき、あなたのお身体が早く楽になるお手伝いをさせて頂きますね。
引用文献 pigeon.info様