冬の身体の冷えは夏から始まる?
こんにちは、神戸市西区の伊川谷整体院の坂田です。
8月ももうすぐ終わりであっという間に9月なのですが、まだまだクーラーが必須な毎日ですね。
昔と違って今は「クーラーをつけすぎないように」から「クーラーをかけておいてください」という案内に変わってきているので日本の夏の暑さは以前と違ったものになってきている事を実感します。
外はもちろんかなりの暑さなのですが、この時期に意外と多いのがクーラーで冷えすぎてしまったがゆえのお身体の不調です。
この熱帯夜が続いている時にクーラーをかけずに寝るのはかなり厳しいですし、熱中症などでまた違った内容で体調が悪くなりそうですので、おすすめしているのは寝る時に腹巻きを巻くことをお伝えしています。
寝る時にお腹を冷やさないようにする事ともう一つ大事なことがありまして知っておいて欲しいのが
「実は内臓の冷えは夏に溜まる」
という事です。
冬に身体の冷えを感じやすい方の多くが、夏の間に冷たい食べ物や飲料をたくさん摂取しているのです。
冬に好んで冷たい食べ物や飲み物をたくさん摂取したりはされないでしょうし、夏に内臓に負担をかけて身体が芯から冷えた状態が続いたまま冬を迎えてしまうと、身体の深部と浅部が冷えた状態ですので、体調も悪くなりやすいですし、首や肩、腰の筋肉にとってもよくないので、頭痛や肩こり、腰痛や寝違え、ぎっくり腰につながりやすい身体の状態になってしまっていると言えます。
もちろん私も冷たいものを食べたり飲んだりはするので、ゼロにするのは無理だとは思っています。
ゼロにするのは無理だとしても、ほどほどに量や頻度を調節したり、常温の飲み物や温かい飲み物や食事を最初は少しでもいいので挟んであげながら注意してみてくださいね。
少し話が逸れるのですが、中国人は冷たいものは身体に悪いので極力取らないそうです。
実際知り合いの中国人の方も言っていました。
漢方と東洋医学の国ならではですね。
食べ物の内容を考える
食べ物の温度にこだわった方が良いことはここまでで書かせていただいたのですが、食べ物の中には、身体を温める作用のある食べ物や、逆に身体を冷やす作用のある食べ物があることをご存知でしょうか?
ご存知の方も多いかとは思いますが、具体的にどんな食べ物がどの作用があるまでははっきり覚えていない方もいらっしゃると思いますので、お伝えしていきますね。
身体を温める食べ物
野菜では人参、ねぎ、玉ねぎ、ごぼう、レンコン、かぼちゃ、生姜、にんにく、唐辛子
などの冬が旬のものに多いです。
魚介類では赤身の魚が身体を温める作用があります。
鮭、マグロ、鰹、さば、いわしなど
肉類でも赤身のお肉の方が身体を温める働きがあります。
牛肉、鶏肉、鳥のレバー、ひつじの肉、鹿の肉など
身体を冷やす食べ物
野菜ではレタス、キャベツ、白菜、ほうれん草、なす、ゴーヤ、もやし、オクラ、大根
など、夏が旬で葉物の野菜が多いです。白菜は冬が旬なので温める作用と思われがちですが例外で身体を冷やす野菜となっています。
魚介類ではウナギ、アサリ、はも、しじみ、うになどです
肉類はほとんどが身体を温める作用なのに対し、豚肉は身体を冷やすお肉となっています。
推測なのですが、沖縄や鹿児島など豚肉を使った料理や食生活の背景には暑い地域で少しでも身体を冷やすように考えられていたのかもしれません、
身体を温める食材や冷やす食材についてお伝えしましたが、ここで注意していただきたいのが、温める食材が善で冷やす食材が悪ではないという事です。
栄養価が優れていたり、デトックス作用があったり、抗酸化作用や酵素がふんだんにある食材も身体を冷やす食材の中に多くあります。
ですが、冷たい調理法で身体を冷やす食材ばかりを使うと冷えすぎになる恐れがあります。
ですので、身体を冷やす食材を利用するけど温かい調理法を選択する、身体を冷やす食材と温める食材をバランスよく組み合わせる
といった方法で身体内部の冷えすぎを予防できます。
まとめ
今回の記事でお伝えしたかったことをまとめると
◎内臓の冷えは夏に溜まるので要注意
◎お部屋はクーラーを効かすけれど腹巻きなどでお腹は冷やしすぎない
◎食べ物、飲み物などの温度や食べるものの内容を工夫すると冷えを予防できる
ということです。
まだ暑いですが、夏の対策もしつつ、秋冬に向けた身体の準備も行なってあげてくださいね。