外出自粛などによる肩こりでお悩みの方の対処法
こんにちは、伊川谷整体院の院長の坂田です
コロナ禍が始まってから長くなりますが、緊急事態宣言によって外出を自粛されている事と思います。
日頃と違い運動量も減ってしまう事と、家にこもってじっとしている時間が増えている事で肩こりに悩まされて
いる方も多いのではないでしょうか?
今日は方にお役に立てそうなお家でできる肩こりの改善法をお伝えしていこうと思います
肩こりは体調不良の原因の上位だった
肩こりでお悩みの方は肩から首回りの筋肉に重石でも乗せられているみたいなだるさを感じているのではないでしょうか?
最初は肩だけだったのに首や背中までじわじわとコリを感じる部分が広がってきて痛みが出てきたという方も当院にはよく来られます。
他にも頭痛やめまい、吐き気といった症状や腰痛に繋がったりと日常生活に支障をきたす事もあります。
そんな肩こりは少し体を動かすと改善する方もいらっしゃれば、何をしても治らないといった慢性的な肩こり
をお持ちの方もいます。
平成25年に厚生労働省が病気や怪我などで自覚症状のある人の数を調査したそうなのですが、肩こりを
訴える人が男性で2位、女性で1位だったそうです。
近年のデジタル化や生活環境に馴染んでいる日本人にとって肩こりは国民病に近いものになりつつあります。
最近では、大人だけに留まらず、小学生まで肩こりを感じている方もいるそうです。
一度起こった肩こりは悪循環の始まりだった
肩こりの症状が出てしまうと筋肉がこわばったような状態となってしますのですが
このこわばってしまっている筋肉だけでなく、その周辺まで悪くなるという悪循環が起こっています。
肩がこってしまった状態の姿勢や筋肉の状態で長時間過ごすことによって
筋肉が緊張してこわばり、血管を圧迫します。
血管を圧迫すると血流が悪くなり、筋肉への酸素の供給量不足が起こります。
酸素が欠乏してくると乳酸という疲労物質が作られてしまいます。
乳酸は普段、筋肉が伸びたり縮んだりしてエネルギーを放つ時にブドウ糖が分解されてできるものです。
最終的には乳酸も分解されてエネルギー源となるのですが、筋肉に過度な負担がかかって酸素不足になると
筋肉の中に蓄積してしまいます。
この乳酸が溜まることで筋肉は硬くなり、神経を圧迫したりすることで、痛みやだるさが発生します。
筋肉がこわばっていると、さらに血液の循環が悪くなり、体の中に乳酸がますます溜まるといった悪循環が生まれてしまいます。
この乳酸が増えると反射的に筋肉が縮んでしまうので肩や首の神経を刺激して痛みが生まれます。
この痛みはさらに筋肉の動きの負担となり、、、
といったように悪循環をどこかで断ち切らない限りしつこくループし続けるのです。
長年、慢性的な肩こりが治らないといったことでお悩みの場合はこの悪循環から抜け出すために対処する
必要があります。
こんな症状はありますか?肩こりに関連する症状
1、頭痛
肩こりがひどくなり、首の後ろの筋肉まで硬くなると、首の動きが悪くなり
頭痛や偏頭痛が起こることがあります。
(筋肉の問題でない場合は他の病気の可能性もあります)
2、めまい
頭を動かしたときにめまいが起これば耳鼻科の病気の可能性が高いですが
上を向きながら頭を傾けたときに起これば、首から頭に入る血管の血流の問題に
よってめまいが起こっている可能性があります。
3、便秘、下痢
肩や背中がガチガチの状態だと体は常に緊張状態にあります。
腸が活発に動くのはリラックスしている時なので、肩こりは腸の動きを悪くして便秘や下痢を
引き起こしやすくなります。
4、冷え
筋肉がガチガチになると血の巡りも悪くなりますので冷えに繋がります
肩こりを放置すると冷えと肩こりといった悪循環を引き起こします。
5、肥満
太っている方は、脂肪の重みが首や肩周りの筋肉に負荷をかけるため、肩こりの原因になりやすいと言われています。
体が凝ってくると体を動かすのが辛いため、さらに肥満に繋がりやすいのです。
6、四十肩、五十肩
四十肩や五十肩は軽いものですと肩こりと間違われやすいのですが
四十肩や五十肩は関節の炎症によるもので、初期段階では肩こりに似たような症状が1ヶ月ほど続き
突然やけつくような熱い感覚や少し動かしただけで激痛が走ります。
7、不眠症
慢性的な肩こりや首こりがあると、体は常に緊張している状態になっています。
緊張している状態が続くとなかなか寝付けなくなってしまいます。
また、寝付けたとしても深く眠れずに痛みで夜中に目が覚めてしまうことが続き
不眠症に陥る事もあります
8、疲れ目、目のかすみ
肩こりや首こりがひどくなってくると目のピントを調節する表情筋に影響が出て目が疲れやすくなります
9、顎関節症
肩こりや首こりが慢性化してしい待っている方は
首と肩が前に出た姿勢がクセになっている事が多いです。
首が前に出た姿勢で食事を取ったりすると、口が開けにくく、あごに負担がかかってしまい
顎関節症の原因になる可能性があります。
ご自宅での対処法
ここまで、肩こりが引き起こしてしまう体への悪影響についてお伝えしてきましたが
ここからはご自宅でできる対処法をお伝えしていこうと思います。
1、腕の背面引き上げ運動
肩甲骨が後ろに引き寄せられることで、胸の筋肉が伸びて気持ちのいいストレッチです
背中の筋肉や肩甲骨の動きが悪い方は最初は辛いかもしれませんが、毎日行うことで動きが良くなってきます
①足を肩幅に開き下腹部に力を入れ、胸を貼ってあごを引いて背筋を伸ばします
②両手を背中に回して組みます
③組んだ手を10回引き上げます
※ここで注意点として腕を引き上げたときに腰が曲がらないようにしましょう
2、首後ろストレッチ運動
①片手でこぶしを作る
②こぶしを顎の下にくるように固定する
③反対の手で後頭部を押さえ、あごをこぶしの中に押し込むように軽く押し、首から背中にかけての筋肉をゆっくりと伸ばします。
最後に
この度のブログ記事が外出自粛などによって肩こりや首こりに悩まされている方のお役に少しでも立てれば嬉しく思います。
しかしながら、セルフケアだけではどうにもならない時や、早くなんとかしたいといった状況や
根本的になんとかしたいとお思いの方は整体で体を整えることがあなたにとっての改善の近道になるかもしれません。
その時はお気軽にご相談くださいね。
きっとあなたのお役に立てると思います。