伊川谷整体治療院
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腸内環境や便通と腰痛の関係について

腸内環境や便通と腰痛の関係について

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腸内環境や便通と腰痛の関係について

こんにちは、神戸市西区の伊川谷整体院の坂田です。年末のこの時期は忘年会やクリスマスなどの行事ごとが増える季節ですね。この時期はご馳走が続いたり、お酒を飲む機会も増えてきます。ここで、食べ過ぎや飲みすぎが続くと、便秘や下痢になってお腹の調子が悪くなる方が多くなります。

この、便秘や下痢の状態のように腸内環境が悪くなると腰痛になるリスクが上がります。また、逆に、腰痛の方は便秘や下痢になりやすいです。

腰痛の原因は姿勢の悪さや筋力不足、といった問題が多いとされていますが、最近では、腸内環境や便通の状態が腰痛に影響を与える可能性が注目されています。腸と腰痛の関係を理解し、根本的な健康改善を目指すためのポイントを解説します。

1,腸と腰痛の意外な関係

腸と腰痛は一見無関係のように思えますが、以下の理由から密接に関わっています。

(1) 腸の位置と腰への圧迫

腸は腹腔内に位置し、背骨に近い部分で身体を支える役割を果たします。便秘などで腸内に便が溜まると腸管が膨張し、腰部の筋肉や神経を圧迫することがあります。この圧迫が、腰部に違和感や痛みを引き起こす一因となるのです。

(2) 炎症が全身に与える影響

腸内環境が悪化すると腸壁のバリア機能が低下し、腸漏れ症候群(リーキーガット)を引き起こすことがあります。この状態では腸内の有害物質が血液中に入り込み、全身の炎症を促進します。慢性的な炎症は筋肉や関節に影響を与え、腰痛の一因となる可能性があります。

(3) 自律神経と腸の関係

腸の働きは自律神経と深く結びついています。便秘や下痢などの腸トラブルは自律神経のバランスを崩し、結果的に筋肉の緊張を増大させます。腰の筋肉が硬くなると、痛みや不快感が増すことがあります。

2,便通の乱れが腰痛に与える影響

便秘や下痢といった便通の問題は、腰痛を直接的・間接的に悪化させる要因となります。

(1) 便秘による腰痛

便秘の状態では腸管内に硬い便が溜まり、腸が膨らんで背中や腰への負担が増します。また、腹圧が上昇することで腰部の筋肉や椎間板に余計な圧力がかかり、痛みが生じやすくなります。

さらに、便秘の影響で骨盤底筋群が過剰に緊張すると、腰椎への負荷が増大します。このような状態が続くと慢性的な腰痛を引き起こす可能性があります。

(2) 下痢による腰痛

下痢の場合も腸内環境の悪化が関与します。腸の過剰な活動により筋肉が緊張しやすくなり、腰に負担がかかります。また、腸内での炎症や腸壁のダメージが神経系を刺激し、腰痛を引き起こすケースもあります。

(3) 排便時の姿勢の問題

排便時に力みすぎることは、骨盤底筋や腰椎への負担を増加させます。長期間にわたる不適切な排便習慣は、腰痛の発生リスクを高めます。特にトイレでの前傾姿勢が習慣化している場合、腰椎に不自然なストレスがかかることがあります。

3,腸内環境の改善が腰痛に与える影響

腸内環境を整えることで、腰痛の改善が期待できます。腸内環境の改善は、体全体の健康にとっても重要な要素です。

(1) 腸内フローラの役割

腸内には善玉菌、悪玉菌、日和見菌という3つの菌がバランスを保ちながら存在しています。このバランスが崩れると腸内環境が悪化し、便通の乱れや全身の炎症を引き起こします。善玉菌を増やし、悪玉菌を抑えることは、便通だけでなく腰痛の改善にもつながります。

(2) 腸内環境改善の方法

  • 食物繊維の摂取: 野菜や果物、全粒穀物に含まれる食物繊維は腸内の善玉菌を増やし、便通をスムーズにします。特に水溶性食物繊維は腸内環境を整えるのに効果的です。
  • 発酵食品の摂取: ヨーグルトや味噌、納豆などの発酵食品は腸内の善玉菌を増加させ、腸内フローラのバランスを改善します。
  • 水分補給: 十分な水分摂取は便を柔らかくし、スムーズな排便を促します。
  • 適度な運動: ウォーキングやヨガなどの軽い運動は腸の蠕動運動を刺激し、便秘の予防に役立ちます。また、筋肉を強化することで腰痛の軽減にもつながります。     

4,腸と腰痛を同時にケアする方法

腸内環境の改善と腰痛対策は、互いに相乗効果を発揮します。以下のような方法で同時にケアすることを目指しましょう。

(1) 姿勢を改善する

日常生活での正しい姿勢を意識することは、腸と腰の両方に良い影響を与えます。デスクワーク時やトイレでの姿勢を見直し、背筋を伸ばす習慣をつけましょう。

(2) 整体で腰やお腹周りの筋肉を整える

腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)は腸と腰の間に位置する重要な筋肉です。この筋肉を整える整体や筋膜リリースを行うことで、腰痛と便秘の両方を軽減することができます。

(3) ストレス管理

ストレスは腸内環境の悪化や筋肉の緊張を引き起こします。瞑想や深呼吸などの方法を取り入れることで、自律神経を整えましょう。

5,腸の働きを活性化させるツボをご紹介します。

便秘に効くツボ

  1. 天枢(てんすう) 
  • 場所:おへその両側にあり、指2~3本分外側(お腹の中心から左右約5cm)。
  • 効果:腸の働きを活性化し、便通を促します。
  • 刺激方法:天枢を親指で軽く押しながら円を描くようにマッサージします。1回につき1~2分程度を目安に、リラックスした状態で行いましょう。
  1. 合谷(ごうこく)
  • 場所:手の甲、親指と人差し指の間の骨が交わる部分。
  • 効果:全身の調整作用があり、便秘だけでなくストレス性の胃腸トラブルにも有効です。
  • 刺激方法:反対の手の親指で少し強めに押します。気持ちよい程度の圧で10秒ほど押し、5秒休むのを繰り返してください。
  1. 支溝(しこう)
  • 場所:腕の外側、手首の中央から指3本分上。
  • 効果:腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を活性化させます。
  • 刺激方法:親指で少し強めに押し込み、1~2分間ゆっくりと圧をかけます。

下痢に効くツボ

  1. 足三里(あしさんり)
  • 場所:膝のお皿の下、外側に指4本分下がった部分。
  • 効果:胃腸の調子を整える万能ツボ。下痢だけでなく消化不良や食欲不振にも有効です。
  • 刺激方法:親指や指の関節を使い、ゆっくりと円を描くように押します。片足につき2~3分程度を目安にしましょう。
  1. 中脘(ちゅうかん)
  • 場所:おへそとみぞおちの中間地点。
  • 効果:胃腸の働きを調整し、下痢やお腹の張りに効果があります。
  • 刺激方法:指先で軽く押したり、手のひらで温めるように押し当てて、呼吸を整えながら1~2分行います。
  1. 大腸兪(だいちょうゆ)
  • 場所:背中側、腰骨の真ん中から指2本分外側。
  • 効果:腸全体の調整に役立ち、下痢や便秘のどちらにも効果があります。
  • 刺激方法:両手の親指でゆっくりと押し込み、5~10秒間押して離すのを繰り返します。

ツボ押しのポイント

  1. リラックスした環境で行う

深呼吸しながら、心地よい強さでツボを刺激しましょう。緊張していると効果が薄れる場合があります。

  1. 毎日続けることが大切

即効性がある場合もありますが、基本的には継続することで徐々に効果を実感できます。

  1. 注意点
  • 強く押しすぎないようにしてください。痛みを感じるほどの刺激は逆効果になることがあります。
  • 持病や妊娠中の方は、専門家に相談してから行いましょう。

腸内環境や便通の状態が腰痛に与える影響は、思った以上に大きいものです。便秘や下痢を放置せず、腸内フローラを整えることで、腰痛の予防や改善につながります。食事や生活習慣を見直し、腸と腰を同時にケアすることで、より健康的な日常を取り戻しましょう。

 

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