運動会で早く走るコツ|整体院が教える身体の使い方とケア方法
こんにちは、神戸市西区の伊川谷整体院の坂田です。10月に入り気候が変わっていくのを感じます。10月はイベントが多くなってくる時期ですよね。その中でもお子さんがいらっしゃるご家庭のイベントといえば保育園や幼稚園、小学校や中学校の運動会があるのではないでしょうか?
最近は暑すぎて初夏のあたりに行う学校さんも増えましたが、半数ぐらいは秋に実施されるのではないでしょうか?
みんなの前で走るのでリレーや徒競走では「少しでも早く走りたい!」という気持ちになりますよね。
実は「足の速さ」は生まれつきの才能だけでなく、身体の使い方や日々のケアによって大きく変わります。今回は整体院の視点から「運動会で早く走るコツ」をご紹介します。
①姿勢を整えることがスピードのカギ
走るときの基本は「姿勢」です。猫背や腰が反った状態では、スムーズに力を伝えられません。
ポイントは次の通りです。
- 背筋を伸ばしてまっすぐ立つ
- 軽くあごを引いて、目線は前方10〜15mを見る
- 胸を開き、肩の力を抜く
良い姿勢を意識することで、脚の動きがスムーズになり、地面への蹴り出しも効率的になります。
②スタートダッシュを制する
運動会で順位を大きく左右するのがスタートです。
- 前傾姿勢を保ち、体を少し前に倒す
- 合図と同時に「足で蹴る」よりも「体ごと前に飛び出す」イメージを持つ
- 腕はコンパクトに振り、力強くスタート
特に子どもは腕がバタつきやすいので、コンパクトに動かすだけでスピードが上がります。
③腕振りで推進力を高める
「足を一生懸命動かす」だけではスピードは伸びません。
腕の振りがしっかりできていると、足の回転も自然に速くなります。
- 肘は90度に曲げる
- 後ろに大きく引くことを意識する
- 手は軽く握り、力まない
この「後ろに引く」動作が、体を前に押し出す力につながります。
④足の接地は“かかと”ではなく“つま先寄り”
走るときにかかとから接地すると、ブレーキがかかってしまいます。
- 足裏全体か、ややつま先寄りで接地する
- 地面を「後ろに蹴る」よりも「下に押す」イメージで走る
これにより、足への負担も減り、効率よく前に進むことができます。
⑤体幹を鍛えてブレない走りに
体幹が弱いと、走るときに体が左右にブレてしまいスピードが落ちます。
簡単にできる体幹トレーニングをご紹介します。
- プランク(肘とつま先で体を支えて30秒キープ)
- 片足立ち(姿勢を保ちながら30秒)
日常的に少しずつ取り入れるだけでも、走りが安定してきます。
⑥柔軟性を高めてストライドを広げる
股関節や太ももが硬いと、歩幅が小さくなりスピードが出ません。
おすすめのストレッチ:
- 太ももの前後のストレッチ(立った状態で足首を持ち、かかとをお尻に近づける/前屈してもも裏を伸ばす)
- 股関節回し(膝を大きく円を描くように回す)
整体でも股関節や骨盤の可動域を広げるケアを行うことで、走りやすい身体づくりができます。
⑦呼吸とリズムを意識する
走っている途中に息が苦しくなってスピードが落ちる方も多いです。
- 「2歩で吸って、2歩で吐く」リズムを作る
- 肩で呼吸せず、お腹で呼吸する(腹式呼吸)
呼吸が安定すると、最後までバテずに走れます。
⑧少しだけ裏ワザをお伝えします。
ここまで色々お伝えしてきましたが、なかなか上手くできなかったり、何か抜け道はないかという方の為に少しだけ裏ワザをお伝えします。
あくまで裏ワザですので自己責任にてお願いします。
1、かかとに緩衝材をいれると速くなりやすい
走るときは前傾姿勢をとれると足が前に出やすくなってスピードも出しやすい。前傾姿勢はどういう状態なのか…を知るために、かかとに緩衝材を入れるという裏ワザがこれ。
クッションになりつつ正しい姿勢がとれるという裏ワザ
ただし、慣れないと逆に走りづらい可能性があるからきちんと練習をしてください。
2、奥歯でティッシュを嚙み締める
これは、ちょうどよい具合に全身に力を込める方法がわからない…という場合に効果的な方法。
普段あまりスポーツをしない人やこれまでのスポーツ経験が少ない人は、ここぞというときの「力みかた」ってあまりよくわからない事が多いです。
だから、そんなときは奥歯をグッとかみしめることで全身にうまく力を入れることができる感覚をつかむ練習法です。
力の入れかたがわかると速く走れるというわけです。 今からちょっと練習を始めてみられてみてはいかがでしょうか?
(ティッシュを誤って飲み込まないようにご注意ください。)
⑨整体でできるサポート
整体院では走るために必要な「姿勢・骨盤のバランス・筋肉の柔軟性」を整えることができます。
- 猫背や反り腰の改善
- 股関節や足首の可動域を広げる
- 走りに必要な筋肉のバランス調整
特に「膝が痛い」「足首をよく捻る」といったお子さんは、整体で体のバランスを整えることで怪我の予防にもつながります。
まとめ
運動会で早く走るためには、単に「一生懸命に走る」だけではなく、姿勢・腕振り・足の使い方・力の入れ方、体幹の安定が大切です。
日常のちょっとした習慣やストレッチ、整体での身体ケアを取り入れることで、お子さんも大人も「走りやすい体」をつくることができます。
運動会が終わった後のケアも整体が有効です。
ちなみに運動会後にケアに来られるのは親子リレーなどで頑張りすぎたお父様が多いです。
秋のイベント時期には慣れない使い方をして疲れてしまうことが多いので、お身体の事でお悩みの方は神戸市西区の伊川谷整体院までご相談くださいね。