腰痛の原因 整えるべき意外な場所とは?
「マッサージに行ってるけど腰や背中の張りが取れない、、」
「最近腰だけでなく全身だるくなってきた、、」
「季節の変わり目に調子が悪い」
このような事でお悩みではありませんか?
あなたのこのようなお悩みの原因は意外なところにあるかもしれません
その原因と対処法についてお伝えしていきます
腰痛や背中の張りの意外な原因とは?
腰痛や背中の痛みの原因でまず考えられるのが
筋肉の疲労
姿勢が悪い
筋肉に負担のかかる時間が多い(長時間のデスクワークや立ち仕事など)
スポーツなどによる特定の箇所の酷使
などが一般的です
もちろんここまで挙げた事は腰痛や背中の痛みを発生させる主な要因です
今回注目する意外な原因として
『胃腸の調子の乱れが原因』
かもしれません
「えー!胃腸がなんで腰と関係あんの?」
といったお声もあると思いますので胃腸と腰痛の関係について説明していきますね
胃腸と腰痛の関係
先ほど腰痛や背中の痛みの原因は胃腸にある事があると聞いてびっくりされたと思いますが
皆さんが思っている以上に胃腸と腰、背中の筋肉は密接に関係しています
胃腸の状態が乱れると腰痛が発生する理由として
『筋肉は内臓を守る防御壁』
だからです
人間が生命維持を行なっていく中で大事な場所の優先順位があります
その身体の場所で上位に挙げられるのが心臓、脳、その他の内臓
です
内臓が働かなくなると生きていけなくなるので筋肉や骨はそれを守るという役割があります
胃腸が弱ると人間の身体は最初に背中や腰の筋肉が緊張し硬くなります
人間の身体は左右や前後の筋肉の緊張の度合いでバランスを保っているので
次はお腹側の筋肉が硬くなるのです、そしてどんどん身体の動きが悪くなりコリや痛みにつながるのです
この状態が続くと慢性的な腰痛になったり、ぎっくり腰が起きてしまうのです
胃腸が弱ると食欲が増す?
ここまでで、胃腸に負担がかかると腰痛や背中の痛みを引き起こすという事はご理解頂けたと
思いますが、胃腸が弱ると厄介なのが弱っているのにさらに甘いものや脂っこいものを摂りたくなるという事です
胃腸は状態が悪くなると「エネルギーが必要だ」と勘違いをしてしまい
すぐにエネルギーに変わりやすい甘いものや脂っこいものを摂ろうとしてしまいます
甘いものや脂っこいものは確かにエネルギーに変わりやすいのですが、
それを消化する胃腸には負担がかかってしまうのです
ですので、胃腸の不調がもたらす腰痛はどんどん悪循環へとはまってしまう恐れがあるのです
胃腸の状態をよくするツボ
胃腸が悪くてつらい、腰痛や背中の痛みが出てしまった時のツボをお伝えしていきます
足三里(あしさんり)
膝の外側で膝のお皿の骨の下から指4本分下がったところにあるツボ
効果として胃腸の調子を整えるのはもちろんのこと、身体全体に効くと言われているツボです
力の入れ方ですが、すねの太い骨に沿うように押していきます
少し強めに押し、足先にズンと刺激を感じるぐらいの力加減が目安です
太白(たいはく)
この、太白は刺激することで内臓の血液の巡りをよくする効果があります
足の親指の内側からかかとに向けてなぞっていくと、へこみを感じる部分があります
足の親指の骨の付け根のあたりです
押し方ですが、親指でギューっと押すのですが、胃腸の状態が悪い方は痛みを感じるかと思います
衝陽(しょうよう)
この、衝陽というツボは胃もたれ、吐き気、食欲不振の時に効果があるツボです
足の甲にあるツボで、人差し指と中指の付け根の部分から足首に向けて3センチ程下がったと
ころの左右の骨の間のへこみの部分に存在します
押し方ですが、人差し指でへこみに合わせて刺激します
写真ではわかりにくいかもしれませんので、動画で詳しい説明をしていますので
ご覧ください↓
胃腸からくる腰痛を防ぐには?
胃腸からくる腰痛や背中の痛みについて分かっていただけましたか?
ここからは、どのようにして胃腸の状態を良くしていくかをお伝えしていきます
1、消化の良い食品や調理方法に気をつける
胃腸の調子が悪いなと感じたらできるだけ消化に良い食品をとるようにしましょう
食物繊維の多い食品や脂肪の多い食品は消化に悪いので気をつけます
調理方法もできるだけ細かく切る、油の使用量を少なくできる方が胃腸にとって
優しいものとなります
2、冷たいものを一気に飲んだり、摂りすぎないようにする
冷たい飲料を飲みすぎると、胃腸に負荷がかかるので温かい飲みものをとるようにしましょう
3、食後、すぐに激しく動いたりせず、休息をとる時間を作る
4、食事はゆっくりよく噛んで食べる
急いで食べたり、あまり噛まないで食べるとそれだけで胃腸に負担がかかってしまいますので
普段から気をつけましょう
5、身体を冷やさないようにする
身体を冷やすのは筋肉にとっても内臓にとってもあまり良くありませんので
お風呂にしっかり入って温もったりして身体を温めましょう
6、胃酸の分泌を増やす食品は摂りすぎないようにする
胃腸を休ませるため、胃酸の分泌を高める食品はできるだけ控えましょう
胃酸の分泌を高める効果があるのが
甘味の強いもの
食塩の多いもの
酸味の強いもの
香辛料
アルコール
コーヒー
炭酸飲料
紅茶
などです
7、睡眠を十分にとる
休息の時間が十分でないと内臓の状態は良くなりにくいので規則正しい睡眠時間を確保しましょう
8、適度な運動を行う
ストレスからくる胃腸の負担の場合は適度な運動を行う事で解消される事もあります
激しい運動はする必要はなく、軽いウォーキングで十分です
運動をする事で
βエンドルフィン(鎮痛作用のあるホルモン)
ドーパミン(モチベーション上昇)
セロトニン(感情か気分をコントロールするホルモン 通称:幸せホルモン)
といったホルモンが分泌されます
まとめ
・胃腸の調子と腰痛は密接な関係がある
・日常の生活習慣に気を付ける事が重要
日常生活を見直して胃腸の状態が良くなったのに腰痛や背中の痛みが取れない
といった場合は原因が他のところにあるかもしれませんので、その際は
当院へご相談ください