熱中症とミネラルの関係性
こんにちは、神戸市西区の伊川谷整体院の坂田です。
梅雨真っ只中ですが晴れた日の日差しと気温は強烈になってきておりますね。
湿度も高い中での高気温ですので、皆様熱中症にはお気をつけくださいね。
さて、今回のこの記事では熱中症について書かせて頂いているのですが、もう皆様熱中症の対策方法については色々対策法をご存知だとは思いますが、この記事では熱中症対策に必要不可欠な「ミネラル」についてお伝えしています。
ミネラルという言葉はお聞きしたことはあるとは思いますが何なのかと聞かれると身体に必要なのはわかるけど、どことなくふわっとした印象なので、ミネラルと熱中症の関係についてお伝えしていきます。
熱中症とは
熱中症は、高温多湿な環境で長時間過ごすことにより、体温調節機能が乱れ、体内の水分や塩分(電解質)のバランスが崩れることで発生する体調不良です。特に夏場や運動中に多く見られ、重症化すると命に関わることもあります。主な症状には、めまい、頭痛、吐き気、筋肉のけいれん、意識障害などがあります。
ミネラルの役割
ミネラルは、体内で様々な生理機能を支える重要な栄養素であり、特に電解質としての役割が重要です。電解質は、体液のバランスを保ち、神経や筋肉の機能を正常に保つために必要です。主要な電解質にはナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどがあります。
熱中症とミネラルの関係
熱中症の予防と対策には、ミネラルの適切な補給が欠かせません。以下に、主要なミネラルとその役割について詳述します。
ナトリウム
ナトリウムは、体内の水分バランスを調整し、神経の信号伝達を助ける役割があります。大量の汗をかくと、ナトリウムも同時に失われるため、熱中症のリスクが高まります。ナトリウムの不足は、筋肉のけいれんや倦怠感を引き起こすことがあります。
ご存知かとは思いますが、ナトリウムは塩、醤油、みそ、漬物など、日本人に馴染みのある食材に含まれています。
カリウム
カリウムは、細胞の機能を維持し、心臓や筋肉の活動を正常に保つために必要です。ナトリウムとカリウムのバランスが崩れると、筋肉のけいれんや心拍数の異常が発生しやすくなります。カリウムは果物や野菜に多く含まれているため、これらの食品を摂取することが重要です。
カリウムの多く含まれる食べ物は里芋、ほうれん草、バナナ、キウイフルーツなどです
カルシウム
カルシウムは、骨の健康を維持するだけでなく、筋肉の収縮や神経伝達にも関与しています。運動中に大量の汗をかくとカルシウムも失われるため、筋肉のけいれんを防ぐためには適切な補給が必要です。
カルシウムが多い食べ物としては牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品、豆腐や納豆などの大豆製品などに多く含まれます。
マグネシウム
マグネシウムは、エネルギー代謝や筋肉の機能に関与しており、不足すると疲労感や筋肉のけいれんが発生しやすくなります。特に暑い環境で運動する際には、マグネシウムの補給が重要です。
マグネシウムの多く含まれる食べ物としては、あおさ、青のり、わかめなどがあります。
熱中症予防のための対策
ミネラル補給ももちろん大事ですが、まず熱中症にならないように以下のことにも気をつけておく必要があります。
1. 水分補給
喉が渇く前に定期的に水分を摂取し、汗で失われた電解質を補うためにスポーツドリンクを活用する。
2. ミネラル摂取
バランスの良い食事を心がけ、特にナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムを含む食品を積極的に摂取する。
3. 適切な服装
通気性の良い衣服を着用し、直射日光を避けるために帽子やサングラスを使用する。
4. 環境調整
高温多湿な環境を避け、冷房や扇風機を活用して涼しい環境を維持する。
ミネラルと筋肉の関係
ここまでは熱中症とミネラルの関係についてお伝えしてきましたが、ミネラルは筋肉や神経の働きと関係しています。
筋肉痛や足がつってしまう原因の一つに、ミネラル不足が挙げられます。
例えば、マグネシウムには、筋肉を緩める働きがあり、不足すると筋肉の収縮が起こりすぎて足がつってしまう事が起こりやすくなります。
過剰に摂取しすぎるのは良くないですが、ミネラルが不足しないような食生活を送ると、筋肉へのトラブルも少なくなると言えます。
まとめ
熱中症は、適切な水分とミネラルの補給によって予防することが可能です。特に、暑い季節や運動中、屋外でのイベントなどの時には、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルを意識して摂取することが重要です。健康を維持し、熱中症を防ぐために、日常的な食事と生活習慣の見直しを心がけて今年の暑い夏を乗り切りましょう。